まぶたがぴくぴくする!まぶたの痙攣が片方に出る原因は何なの!?
パソコン作業をしていたり、スマホをずっといじっていたりするとまぶたがぴくぴくと痙攣することはありませんか?
その痙攣は目の疲労によるものなのです。
片方のまぶただけがぴくぴくとすると、気になって仕方がないですよね。
その原因と対処法をご紹介しますので、ぜひ対策をしてみてください。
たまにまぶたがぴくぴくする…これってなにか病気のサイン?
片方のまぶたがぴくぴくと痙攣するのは、主に目の筋肉にある神経がストレスを受けて痙攣を起こしているという「眼瞼(けんげん)ミオキミア」という症状です。
「眼瞼ミオキミア」は主に以下の5つの症状が現れます。
- 片方の上まぶた、下まぶたのどちらかだけが痙攣する
- 一度の痙攣は1〜2分ほどで、10分から30 分ごとに起こる
- 気がついたら痙攣していて、気がついたらおさまっている
- 一度痙攣すると連続して起こりやすく、まぶたに違和感が残る
- 痙攣したまぶた以外には異常はなく、もう片方のまぶたに痙攣が移動することはない
これ以外にも痙攣する側の頬や口も、軽く痙攣することがごく稀にあります。
この「眼瞼ミオキミア」はパソコン作業やスマホ使用、読書など目を使う作業をしている最中に起こります。前兆もなく、気付いたら痙攣していたということもあります。
「眼瞼ミオキミア」という名前を聞くと、何か病気なのかと不安になりますが現れている症状に名前をつけているだけですので特に治療が必要な病気ではありません。ただ、正常な状態ではありませんのでなるべく早く解消する必要があります。
温かいタオルを目に当ててリラックスをしたり、目を酷使する状況から離れたりと、改善を促すような措置をしてみましょう。
それでも治らない場合は何か他の違う病気の初期症状かもしれませんので、注意してくださいね。
まぶたの痙攣って病気なの!?病院受診の判断基準と対策!
片方のまぶたがぴくぴくと痙攣することは「眼瞼ミオキミア」の症状のひとつですが、これはほとんどの場合が一時的な症状で短期間で自然に治ります。
ただ次の2つの病気の初期症状である場合もありますので、病院受診した方がよいかどうかをぜひチェックしてください。
まず「片側顔面痙攣」は中年の女性に多く見られる病気で、片側のまぶたの痙攣が初期症状です。
そしてそのぴくぴくは同じ側の顔全体に広がり、長時間に渡って続きます。寝ている間も収まらないこともあるようです。その痙攣がおさまっている間も顔が麻痺した状態になったり、耳鳴りがしたりする場合もあります。
こんな症状の時は神経内科や脳神経外科を受診してみてください。
また、片側でなく両側でぴくぴくと痙攣が起きる場合は「眼瞼けいれん」の疑いがあります。
この病気の原因は、まぶたの動きにつながる脳内のシステムが機能障害を起こしている為だそうですがまだ解明されていないことも多いそうです。
症状としては光が眩しい、口元にもぴくぴくが起きる、意識していないのに片目を瞑ってしまう、目に違和感を感じる、瞬きの回数が増えるというもので、このような場合はぜひ眼科を受診してみてください。
重症化すると、両目に痙攣が起こり目が開けられない状態になることもありますので、注意してくださいね。
さて、そのまぶたのぴくぴくと痙攣することは目の使い過ぎによる疲労からくると言われています。休んだつもりでも目の疲労は蓄積されていきますし、目だけでなく身体全体が疲れていても症状が出るようです。
また目を酷使していなくても、偏った食生活のせいで目の疲れが取れず発症することもありますし、ストレスのせいでもいきなりぴくぴくと痙攣が始まるそうです。
まとめ
これらを解消するための対策方法は3つです。
まずは目を休ませること
一番の解決方法は目を休息させることです。ぴくぴくと痙攣が始まったら、一度目を閉じて三分ほど休憩しましょう。
また、作業でパソコン画面を見続けなければならない時も、一時間に10分は休憩を入れるようにするとよいでしょう。その時目薬を入れたり、ホットタオルで目の周りを温めるのも効果的です。
目に栄養を与えよう
疲労回復効果のあるビタミンB1を含む豚肉や牛乳、目を構成する成分の一つであるビタミンB2を含むレバー、目の機能を助ける効果があるアントシアニンを多く含むブルーベリーなどを摂取しましょう。
お風呂に入ってリラックスしよう
身体全体の疲れやストレス解消には入浴がとてもよい効果です。身体を温めることで疲労回復と快眠効果が得られます。寝不足も疲労の原因ですので、しっかり睡眠をとりましょう。
まぶたがぴくぴくと痙攣する「眼瞼ミオキミア」は病気ではありませんが、その症状を軽くみるのも心配です。前述した他の病気の可能性も考えて、気になる場合はぜひ病院で受診してみてくださいね。