自動車保険の等級は引き継ぎできる?できない?自動車保険入門!
自動車保険には事故の内容や回数に応じて契約者ごとに等級が設定されています。
この等級は保険料を決める上でとても重要なものです。
現在加入している自動車保険を乗り換えたい場合、それが保険会社であれば等級は問題なく引き継ぐことができます。
ただし、上手く引き継ぐにはいくつか条件がありますので注意しなければなりません。
これから自動車保険の等級についてと、その引き継ぎについて説明しますのでぜひ参考にされてください。
そもそも自動車保険の等級ってどんなもの?引き継ぎって何?
自動車保険の等級には1等級から20等級までの20段階あります。
初めて自動車保険に契約すると、6等級からスタートします。
一年間無事故なら次年度の等級が1等級アップします。反対に事故を起こすと等級が下がりますが、これは事故の件数や種類によって等級の下がり方が異なります。
等級の数字が大きくなる程割引率が高くなるため、保険料も安くなります。逆に等級の数字が小さくなる程割引率が低くなるため、保険料も高くなります。
なお1等級から3等級の場合や初めて自動車保険に契約する場合においては、運転者年齢によって割り増しになりますので注意してください。
そして満期日が近付いてきたり契約期間の途中であっても車を買い替えたりした時、保険料が高いことやサービスの満足度の理由から他の自動車保険に乗り換えを検討される方もいると思います。
同じ保険会社で継続ではなく保険会社を変更した時、以下の3つの状態であれば今の契約の等級を引き継ぐことができますので安心してくださいね。
引継ぎ内容
① 保険会社A社から保険会社B社へ乗り換えするというような保険会社同士での引き継ぎ
② ○○労災から保険会社への引き継ぎ
③ ○○共済から保険会社への引き継ぎ
では次に、等級の引き継ぎに関してのルールを説明します。
自動車保険の等級が引き継ぎできるのはどんな場合?引き継ぎのルール!
解約
自動車保険の等級の引き継ぎを行う場合、まず現在加入している保険会社の自動車保険の解約手続きをする必要があります。現在加入している保険会社に解約の意思を伝え、解約申込書を提出すれば解約の手続きは完了です。
乗り換え先の保険会社にも他社から乗り換えをする旨を伝えましょう。どこからも補償が受けられないという「空白の期間」が生じないように気をつけましょう。
現在加入している自動車保険の保険料については、残りの保険期間に応じて戻って来るので重複の心配はいりません。
満期日のチェック
等級の引き継ぎをするにあたって、保険の始まる日が前の契約の満期日(又は解約日)もしくは満期日(又は解約日)の翌日から起算して7日以内に行うという点を頭に入れておきましょう。
満期や解約日から次の保険開始日まで8日以上空いてしまうと、7等級以上の場合は6等級に戻ってしまいます。
そのようなことが無い為にも、満期日にスムーズに引き継ぎができるように保険の乗り換え手続きは満期日の2ヵ月前くらい余裕を持って行いましょう。
多くの保険会社では、保険開始日の3ヵ月前から申し込みを受け付けています。
満期や解約日から次の保険開始日まで8日以上空いてしまうと、基本的に新規で自動車保険に加入することとなりますので6等級からのスタートとなりますが、5等級以下(デメリット等級)であった場合はどのようになるのでしょうか?
5等級以下の引継ぎデメリット
このデメリット等級については、13ヵ月以内に契約された保険には引き継がれます。
きちんと引き継ぎが行われなければ割り増し分の保険料をリセットできることになってしまうためです。本当の等級を隠して乗り換えをすることはできませんのご注意ください。
保険会社間では契約者の情報について共有・交換を行っていて、契約後には以前の保険会社での情報開示が行われます。
また契約者には告知義務があり、虚偽の申告をした場合は契約の解消等のケースもありますので正しい申告をするようにしましょう。
もちろん自動車保険を解約して13ヵ月超えると等級がリセットされることになりますが、これによって悪い等級はリセットされますが一年以上無保険状態になります。
そして契約の満期日に合わせて乗り換えした場合には乗り換え後の契約の等級はあがり、割引率が高くなります。一方満期日を待たずに契約期間の途中に乗り換えた場合は現在の等級のまま乗り換え後の契約がスタートします。
つまり、満期日に乗り換えをした方が早く等級を上げ割引率を高くすることができるのです。
ただ現在の契約期間中に事故があれば等級の引き継ぎ方が異なり、満期日に乗り換えても途中で乗り換えても現在の等級から事故の内容と事故件数に応じて等級が下がります。
このため満期日に乗り換えをした方が等級を下げるのを遅らせることはできますが、乗り換え後の保険会社の保険料やサービス面を比較していつ乗り換える方がよいか検討しましょう。
最大の引継ぎ
ワタシの経験上をお話しします。
家族・私の父親が乗っていた車を譲り受け、父は年なので免許返還することになった時、
車を譲り受け、自動車保険加入時に、保険会社に相談しました。
そのまま、家族で同居者、そして、苗字が違っても6親等内であれば、自動車保険の等級は
引継ぎが可能になります。
ワタシは、今まで車を保持していないので、新規に入れば、6等級からスタート!
父の等級を引き継げば、無事故であれば最高の等級なら、そのまま引き継ぎされます。
但し、同居でなければいけません。
なので、免許住所・住民票所在地を変更ををして、保険会社に提出すれば
引継ぎは可能となります。
その後、住所変更を戻せば、そのまま継承が可能です。
一旦、車の所有を辞める場合
海外に移住や、訳あって車所有を一旦、やめた場合はどうでしょうか?
その場合は、保険会社に中断証明書を発行してもらい、保持することで
10年間は、今までの等級での保険加入が可能となります。
最高の等級であれば、もったいないので利用しましょう!
車を廃車する時に、車のディラーに言えば、中断証明書を発行してもらえます。
保険会社でも相談もOK!です。
但し、条件があります。
- 保険中断する時点で7等級以上であること
- 契約車両を廃車・譲渡していること
- 車検が切れている状態であること運転できない状態であること
- 被保険・契約者が海外渡航する場合
- 契約の車両が、何らかの事故・災害があって手元にない場合
- 保険を中断して13か月以内に中断証明書を発行すること
これぐらいの条件が、満たしていることが中断証明の発行できる
条件です。
まとめ
前述した通り自動車保険を解約して13ヵ月超の期間が経過すれば、等級はリセットされます。せっかく積み上げてきた高い等級がリセットされるのは勿体ないので、6等級よりも高い人は中断証明書を利用して再び車を購入した時にそれまでの等級を引き継ぐことが可能です。
中断証明書は車の廃車、譲渡、返還など車を手放す場合と海外渡航の場合、そして妊娠によっての中断等、中断の理由によって提出する書類が異なりますのでチェックしましょう。
保険料やサービス面でメリットがありそうな保険会社が見つかれば、いつ乗り換えするのが最も効果的かを確認し、等級を上手く引き継ぎできるように検討してくださいね。
また、自動車保険を安く加入するには、年齢・免許の色・最近は距離や月当たりの回数なども
違うことによって、安くなるメリットもあります。
基本
- 年齢
- 等級(ノンフリート制度)
- 免許がゴールドか・ブルーか
- 車のタイプ
- 車の色
- 車両保険
- 無保険車保険
- 年齢限定 35最以上とか
- 運転する人限定
詳細に、特約状況が変わることで保険費用が違ってきます、各保険会社でも 若干、安い・高いがあるので、研究してみましょう!
是非、ご参考下さいネ^^