神札の処分ってどうするのが正解?意外と知らない神棚の決まり!
初詣の時神札を頂くことは多いでしょう。そうなると、昨年に頂いたものやその前から持っている古いものは処分した方がよさそうですが、神札の処分方法は困るものです。
ものがものだけに、神様にかかわるものは気になりますよね。
最も容易なのは、初詣の際に神社に設置されている「古札納付所」に納める方法です。
これから神社の方に伺った神札の効果の期限や神棚の決まりを説明しますので、正しい扱い方を知っておきましょう。
お札・お守りの処分はどうするプロジェクト
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神札の扱い方をおさらい!神棚の並べ方や正しい扱い方を知っておこう
神札は家の中や会社内に祀り、その中を守ってくれるものです。
神札をお祀りする場所は、一般的には清らかで明るく、静かで高い場所がよいと言われています。そして南向きか東向きを選びましょう。
神棚がある場合はそれを用いて祀るとよいですが、それが無い場合は代わりとなる場所を作ればよいと思います。例えば、和紙等を敷いて場所を明確に作ると「ここは神聖な場所だ」と見立てやすくなるのでおすすめです。
大切なのは形よりも心が続くことですので、毎日手を合わせられるよう生活の中心となるような場所に祀ることが一番だと思います。
神札の優先順位
神札の並べ方ですが、重ねて祀る場合は一番手前を優先として神宮大麻(天照大神)・氏神神社のお札・崇敬神社のお札の順番に並べます。
横に並べる場合
横に並べる場合は中央に神宮大麻で、向かって右に氏神神社のお札、向かって左に崇敬神社のお札です。
違う神社の神様を並べると喧嘩をするのでは?と心配される方もいらっしゃると思いますが、そのようなことはありませんので安心してお祀りしてくださいね。
お祀りしたら、米、塩、水、榊をお供えします。水はなるべく毎日取り替えましょう。
特別に信心深くなくても、汚い場所や暗い場所に神札を置くことは気がひけますよね。
気持ちを大切に、神様の心地のいい場所を考えれば自ずと正しい扱い方が分かると思います。
神札の効果はいつまで?処分の時期や方法を神社の方に聞いてみた!
初詣の際に神札を頂きますので、そうなると昨年のものを処分することになります。
神社から頂いた神札を可燃ゴミに出すことは悩みますし、かと言って取っておくのも違う気がしますよね。
神札の効果はおおよそ1年間と思われていますが、それはあくまでも目安です。
処分の時期や処分の仕方は悩ましいものですので、神社の方に伺ってみました。
神札には「有効期限」があるわけではありませんが、年が改まって新しいものを頂いたら処分して構いません。
処分の方法として最も容易なことは、初詣の際に神社に設置されている「古札納付所」に納める方法です。
頂いた神社の神札を納めることが一番よいと思いますが、旅先で他の神社で頂いたものを納めても大丈夫です。
また、1月15日前後に全国各地で行われる「どんど焼き」でお焚きあげをして貰うこともよいでしょう。
「どんど焼き」とはお正月飾りの門松やしめ縄などを火にくべて焼き払う日本の伝統行事です。お正月に天から降りてきた神様は、どんど焼きの煙に乗って天に帰るとされていて、それをお見送りする為に行われる行事だと言われています。
基本的に神札は自分で火をおこして焼き払うのは厳禁とされていますが、どんど焼きの火に関しては神様を天にお返しする為の行事ですので、お守りや古い神札を一緒に火にくべて焼いても良いと言われています。
ただ、神社によってはお正月飾り以外はどんど焼きに持ち込み禁止となっている場合もあるので、その神社へ事前に問い合わせしてみるとよいと思います。
またお正月を過ぎてしまい、神社の「古札納付所」が撤去されてしまったり「どんど焼き」にも参加できなかった場合は、直接神社に処分をお願いするか「古札納付所」が常設されている大規模な神社(東京なら明治神宮等)で納めるとよいでしょう。
海外在住など、どうしても神社にお参りできない場合は、塩を用意して軽くふりかけてお清めをした上で感謝の気持ちと共に処分すればよいと思います。
お札・お守りの処分はどうするプロジェクト
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まとめ
日本固有の宗教である神道は自然に成立したもので、厳格な決まりもありません。
地域の風習や神社ごとのしきたりがありますので、それを尋ねて従うことをおすすめします。
とのことでした。
初詣には古いお札を持っていって納め、新しい神札を頂いてエネルギーを頂くのが良さそうですね。毎日手を合わせ感謝の気持ちを持ってお祀りし、感謝の心で納めることが一番大切だと言えます。