
基本情報
📍 場所・アクセス概要
ボリビア南西部、アンデス山脈の標高約3,700メートルに位置する**ウユニ塩湖(Salar de Uyuni)**は、世界最大の塩原です。面積は約10,000平方キロメートルと、東京都の約45倍に相当。かつてこの地域は巨大な湖の一部で、数千年の歳月をかけて塩の大地へと変化しました。
ウユニ塩湖の玄関口はウユニ(Uyuni)町。日本から訪れる場合、まず首都ラパス(La Paz)まで国際線で向かい、そこから**国内線または長距離バスで約1時間(飛行機)~10時間(バス)**で到着します。
ラパスからの航空便は1日2~3便ほど運航されており、便数が限られるため事前予約が必須です。ウユニ町の中心部から塩湖までは車で約30分。ほとんどの観光客は**現地ツアー(半日~2泊3日)**に参加して訪れます。
🗺️ TIP:ウユニ塩湖は標高が高く、初日は高山病対策のため無理をせず、こまめな水分補給を心がけましょう。
見どころ・歴史的背景
🧂 ウユニ塩湖の成り立ち
約4万年前、この地には「ミンチン湖」という巨大な湖が存在していました。気候変動と地殻変動により湖水が蒸発し、塩分だけが残って現在のウユニ塩湖が形成されたとされています。
湖面下には世界最大級のリチウム資源が眠り、ボリビア経済においても重要な地域です。
🌤 乾季と雨季の違い
ウユニ塩湖の風景は、乾季(5〜11月)と雨季(12〜4月)でまったく異なります。
乾季は地面がひび割れた六角形の模様「ソルトパターン」が広がり、真っ白な塩原がどこまでも続く世界に。
一方、雨季は薄い水が張り、空がそのまま映り込む“鏡張り”現象が見られます。特に1〜3月が鏡張りのベストシーズンです。
🌇 鏡張りが見られる条件
鏡張りが現れるには「風が弱く」「適度に雨が降った後」であることが条件。
日中は風が出やすいため、早朝や夕方の時間帯が最も美しい鏡面を作り出します。
天候に左右されるため、ウユニでは最低2〜3日の滞在が推奨です。
🌄 夕日・朝日・星空の時間帯
夕暮れ時にはオレンジや紫の光が塩湖全体に反射し、どこまでも続く“無限の地平線”が現れます。
朝日は空が淡く染まり、静寂の中に自分の姿が映り込む感動的な瞬間。
夜は満天の星空が湖面に反射し、上下対称の宇宙のような光景が広がります。ツアーでは「星空+朝日」コースが人気です。
📸 撮影マナーと注意点
鏡張りエリアはぬかるみがあり、防水靴・カメラ防滴対策は必須。
塩分が強く、機材や衣服を傷めることもあるため、撮影後は水拭きで塩を落としましょう。
ドローン撮影は一部エリアで禁止・許可制となっているため、必ず現地ツアー会社や自治体に確認が必要です。
⚠️ 注意:日差しが非常に強く、標高も高いため、日焼け止め・サングラス・帽子は必携。紫外線対策を怠ると体調を崩す恐れがあります。
旅の実務
✈️ 日本からの渡航手順
ウユニ塩湖へは日本からの直行便がないため、一般的にはアメリカまたはメキシコ経由でラパスへ入り、そこから国内線でウユニへ向かいます。主なルートと特徴を以下にまとめます。
| ルート名 | 所要時間目安 | 料金目安(往復) | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| 成田/羽田 → ダラス/ヒューストン → ラパス → ウユニ | 約35〜40時間 | 約25〜35万円 | フライト本数が多く安定 | 乗継が多く体力的に負担 |
| 成田 → メキシコシティ → ラパス → ウユニ | 約36時間 | 約27〜38万円 | メキシコ経由で観光も可能 | 移動時間がやや長い |
| 成田 → マドリード/マイアミ → サンタクルス → ウユニ | 約40時間 | 約30〜40万円 | ボリビア国内を縦断できる | 航空便の接続が不安定な場合あり |
ラパス〜ウユニ間はアマゾナス航空またはボリビアーナ航空が運航しており、所要約1時間。航空券は早めのオンライン予約がおすすめです。
✈️ ワンポイント:ツアーやホテル送迎付き航空券を比較できる【ウユニ発着ツアー一覧を見る】リンクを活用すると便利です。
🏨 宿泊先のおすすめ
ウユニ塩湖周辺には、ウユニ町と塩湖内(塩のホテル)に宿泊エリアがあります。
節約派(1泊約¥3,000〜):ウユニ町のゲストハウスやホステルが中心。ツアー参加にも便利。
標準派(1泊約¥7,000〜¥15,000):中級ホテルやロッジ。温水シャワー・Wi-Fi完備。
快適派(1泊約¥25,000〜):塩で作られたホテル(例:Palacio de Salなど)が人気。鏡張り撮影にも最適な立地。
🛏️ TIP:塩湖内のホテルは乾季限定営業が多く、雨季はアクセス制限がかかることもあります。公式サイトで最新状況を確認しましょう。
🍲 現地の食
ウユニ町ではボリビアの伝統料理を味わえます。
代表的な料理は、牛肉やじゃがいもを使った**サルテーニャ(ボリビア風ミートパイ)**や、ロモ・サルタード(牛肉炒め)。
標高が高く食欲が落ちやすいため、軽めの炭水化物やスープ類がおすすめです。
⚠️ 注意点:屋台の食事は衛生状態に差があり、旅行初日は避けるのが無難です。ミネラルウォーター(1L=約¥100)を必ず購入しましょう。
🛡️ 治安・安全情報
ウユニ町は観光地として比較的安全ですが、**軽犯罪(置き引き・スリ)**には注意が必要です。
特に夜間の単独行動や、ツアー外の個人移動は避けるのが望ましいです。
パスポート・現金は分散して携行し、貴重品はホテルのセーフティボックスに保管しましょう。
🚨 詐欺手口例:「カメラを貸して」「写真を撮って」と話しかけてくる人物に注意。偽ツアー案内も確認必須。
予算の目安
旅のスタイル別に、1人あたりの5日間滞在費(日本発)を概算します。
| 項目 | 節約 | 標準 | 快適 |
|---|---|---|---|
| フライト | 約¥220,000 | 約¥280,000 | 約¥350,000 |
| 宿泊 | 約¥3,000/泊 | 約¥10,000/泊 | 約¥25,000/泊 |
| 食事 | 約¥2,000/日 | 約¥3,000/日 | 約¥5,000/日 |
| 観光・ツアー | 約¥10,000〜 | 約¥20,000〜 | 約¥40,000〜 |
| 海外保険・雑費 | 約¥10,000 | 約¥15,000 | 約¥20,000 |
💡 合計目安:節約プラン=約28万円/標準プラン=約36万円/快適プラン=約45万円〜
(※為替レートや時期により変動。最新料金は航空・ホテル予約サイトで要確認)
💳 通貨・支払い
通貨:ボリビアーノ(BOB)
為替目安:1BOB ≒ 約22〜25円(2025年現在)
ウユニ町では現金が主流。クレジットカードは高級ホテルや一部レストランのみ対応。
チップ習慣は強くありませんが、ツアーガイドやドライバーには**5〜10BOB(¥120〜250程度)**が目安です。
🚙 現地交通手段
ウユニ町〜塩湖はツアー車(四輪駆動車)での移動が基本。個人では進入禁止エリアもあるため、公認ツアー会社利用が必須です。
塩湖内の走行はGPSと経験が必要なため、レンタカーは推奨されません。
町内の移動は徒歩またはタクシー(初乗り約3BOB/¥70程度)で十分。
🗣️ 言語事情
公用語はスペイン語。観光業者の多くは簡単な英語が通じますが、地元の人々との交流にはスペイン語のあいさつが役立ちます。
| 日本語 | スペイン語 | 読み方 |
|---|---|---|
| こんにちは | Hola | オラ |
| ありがとう | Gracias | グラシアス |
| お願いします | Por favor | ポル ファボール |
| いくらですか? | ¿Cuánto cuesta? | クアント クエスタ? |
| きれい! | ¡Qué bonito! | ケ ボニート! |
🗺️ モデルプラン&周辺スポット
📆 現地モデルプラン(2泊3日)
ウユニは天候に左右されやすいため、最低2泊3日の滞在が理想。1泊では鏡張りや星空を逃す可能性があります。
以下は最も人気のある「雨季の鏡張り+星空+朝日」をすべて体験できるモデルプランです。
🌙 1日目:ラパス経由でウユニ到着
午前:ラパスから国内線でウユニへ(約1時間)
午後:ウユニ町散策、両替・ツアー会社で予約確認
夕方:塩のホテルにチェックイン、塩の壁や家具を撮影
夜:星空観賞ツアー(オプション)。月明かりのない日が狙い目。
📸 ポイント:満月期は星が見えにくいが、鏡張りの明るい夜景が幻想的です。
🌅 2日目:鏡張り+夕日+星空撮影
朝:早朝出発し、鏡張りに映る朝日を撮影
午前:インカ・ワシ島(サボテン島)を訪問、昼食休憩
午後:塩原の真ん中でジャンプ写真やトリック撮影に挑戦
夕方:夕日と鏡面リフレクションを堪能
夜:ツアーで星空観賞(星と自分が対になって映る“二重銀河”体験)
💡 TIP:カメラのバッテリーは寒冷で消耗が早い。モバイルバッテリー必携。
🌄 3日目:塩のホテルで朝焼け体験
早朝:ホテル周辺で朝焼け撮影
午前:ウユニ町に戻り、お土産店で塩の民芸品を購入
午後:ラパス経由で帰路へ
✈️ おすすめ:ラパスで1泊追加し、標高順応と観光(月の谷や魔女市場)を楽しむと無理なく移動できます。
🧭 現地のおすすめ場所
① インカ・ワシ島(Isla Incahuasi)
塩湖の中心に浮かぶ小島。高さ10mを超える巨大サボテンが林立し、360度のパノラマが広がる。滞在目安:1時間。
② コルチャニ村(Colchani)
ウユニ塩湖入口の村で、塩製品の加工工場や民芸品市場がある。塩のランプや小物はお土産に人気。滞在目安:1〜2時間。
③ 塩のホテル群(Palacio de Salなど)
塩のブロックで壁・ベッド・机が造られたユニークなホテル。夜は静寂の中で星を眺められる。滞在目安:宿泊1〜2泊。
④ 列車の墓場(Cementerio de Trenes)
ウユニ町郊外にある廃列車群。かつての鉱山鉄道の残骸が並び、フォトスポットとして人気。滞在目安:30〜60分。
⑤ トゥヌパ火山(Volcán Tunupa)
標高5,400mの火山。登山口からは塩湖全体を一望できる。4WDツアーで片道約2時間。滞在目安:半日。
⑥ オホ・デ・サラール(塩湖の湧き水)
塩の地面に丸い穴が開き、地下水が湧き出す不思議な場所。フォトジェニックな“天然ミラー”撮影に最適。
⑦ チャグアラ温泉(Aguas Termales de Chagua)
塩原の外れにある天然温泉。早朝は湯けむりと朝日のコントラストが美しい。滞在目安:2時間。
⑧ エドゥアルド・アバロア自然保護区
ウユニ南部に広がる国立公園。赤・緑・白など色の異なる湖(ラグーナ群)やフラミンゴの群生が見られる。日帰りまたは1泊ツアーで訪問可能。
🌌 スピリチュアル・パワースポット
ウユニ塩湖は古来より「天と地の境界」と信じられ、先住民アイマラ族にとって神聖な場所とされています。
鏡張りの景色に“もう一人の自分”を見ることから、「魂の鏡」とも呼ばれます。
訪問時は大声を出したり、塩を持ち帰る行為は避けましょう。
現地では朝日や夕日の時間に静かに祈る習慣があり、撮影時も自然への敬意を忘れずに。
🕊️ MEMO:ウユニ塩湖の“静寂”こそが最大の魅力。風が止む瞬間、世界が音を失うような体験が待っています。
🎒 準備と持ち物
🧭 チェックリスト(季節別の注意付き)
| 分類 | 持ち物 | ポイント・注意点 |
|---|---|---|
| 必携 | パスポート/航空券・Eチケット | 紛失防止のためコピーを別に保管 |
| クレジットカード(VISA/MASTER) | 現金が主流だがホテル予約に必要 | |
| 防水スニーカーまたは長靴 | 雨季の鏡張り撮影では必須装備 | |
| サングラス・帽子・日焼け止め | 標高3,700mの紫外線は日本の約2倍 | |
| 防寒着(ダウン/手袋/ネックウォーマー) | 朝晩は0℃前後になることも | |
| モバイルバッテリー(大容量) | 寒冷で電池が急減。カメラも予備必須 | |
| カメラ・防水ケース・レンズ拭き | 塩分が付着しやすいため防滴対策を | |
| 常備薬(頭痛・整腸・高山病対策) | 酸素スプレーが現地薬局でも購入可能 | |
| ミネラルウォーター | 1日あたり1.5〜2Lの水分補給を意識 |
| 分類 | 持ち物 | ポイント・注意点 |
|---|---|---|
| あると安心 | 変換プラグ(タイプA/B) | 電圧220V。マルチ対応品が便利 |
| ウェットティッシュ・マスク | 塩の粉が舞う日や乾燥対策に | |
| インスタント食品・スナック | 高地では食欲が落ちるため軽食が重宝 | |
| サンダル | 乾季の塩湖撮影時に快適 | |
| カイロ | 夜間や星空ツアー時の防寒対策 | |
| トラベルクッション | 長距離バス・フライト移動に便利 | |
| ジップロック | 濡れた靴下や機材の保護用に |
| 分類 | 持ち物 | ポイント・注意点 |
|---|---|---|
| 現地購入可 | 飲料水・酸素スプレー | ウユニ町の薬局やスーパーで入手可能 |
| ポンチョ・レインウェア | 雨季は町の露店でも販売 | |
| 塩製おみやげ(ランプ・置物など) | 持ち帰り時は重量オーバーに注意 |
🌦️ 季節ごとの装備ポイント
雨季(12〜3月):鏡張りシーズン。防水靴・レインウェア・カメラ保護が最重要。
乾季(5〜11月):夜間は氷点下も。防寒装備+保湿ケアが必須。
中間期(4月/11月):日中と夜の寒暖差が激しいため、重ね着できる服装がおすすめ。
💡 TIP:塩湖では白色の服装が映えやすく、鏡張り写真でも存在感が出ます。
グループで訪れる場合は、服の色を揃えるとフォトジェニックに!
💬 Q&A:よくある質問と答え
Q1. 鏡張りはいつ行けば確実に見られますか?
A. 鏡張りが最も安定して見られるのは1月〜3月の雨季です。
ただし、雨が少なすぎても水が張らず、風が強い日も鏡面が乱れます。
現地では2〜3日の滞在を確保し、複数回のチャンスを設けるのがコツです。
乾季(5〜11月)には「真っ白な塩原」の絶景が広がり、こちらも人気があります。
Q2. 高山病はどの程度心配ですか?
A. ウユニは標高約3,700mに位置し、軽い頭痛や息切れを感じる人もいます。
初日はゆっくり行動し、水分補給をこまめに行いましょう。
高山病予防薬(ダイアモックス)を日本で処方しておくと安心です。
ラパスやウユニ町では、薬局で酸素スプレーも購入できます。
Q3. 現地のインターネット環境は?
A. ウユニ町内のホテルやカフェではWi-Fiが使えますが、速度は不安定です。
塩湖内のホテルやツアー中はほぼ圏外となるため、
**オフライン地図(Google Mapsのダウンロード機能)**を事前に準備しましょう。
💡 TIP:eSIMまたはボリビアSIM(Entel社)が主要都市で購入可能です。
Q4. 塩湖ツアーは事前予約が必要ですか?
A. はい、事前予約が推奨です。特に雨季のピーク(1〜3月)は混雑するため、
オンラインで日本語対応ツアー会社(例:Red Planet Expeditionなど)を予約しておくと安心です。
現地でも申し込めますが、天候や人数で出発できないこともあります。
Q5. 塩湖での服装はどんなものが最適ですか?
A. 日中は日差しが強く、夜は冷え込みます。
基本は重ね着スタイル+防水対策。
日中:長袖シャツ+薄手パンツ+帽子
夕方・星空ツアー:ダウン+ネックウォーマー+防寒靴下
白系の服は鏡張り写真に映えやすく、
赤や黄色の差し色は空の青とのコントラストが美しく写ります。
Q6. 日本語は通じますか?
A. 公用語はスペイン語ですが、観光業のスタッフは簡単な英語を話せます。
日本語対応はほぼありません。
旅行前に「こんにちは=Hola」「ありがとう=Gracias」などの基本フレーズを覚えておくと、
現地の人々との交流がより楽しくなります。
Q7. 一人旅でも大丈夫?
A. はい、ウユニは一人旅でも安心して参加できるツアーが多数あります。
同じ目的の旅行者が世界中から訪れるため、グループツアーで自然と仲間ができます。
ただし夜間の単独行動は避け、ホテルやツアー送迎車を利用しましょう。
Q8. ウユニ塩湖は世界遺産ではないの?
A. 実は世界遺産には未登録です。
しかしその規模と美しさから「世界遺産級」と呼ばれることが多く、
ボリビア政府も将来的な登録を視野に保護活動を進めています。
🌅 まとめ:一生に一度の絶景を心に刻むために
ウユニ塩湖は、ただの観光地ではなく「空と大地がひとつになる場所」。
自然がつくり出す奇跡の瞬間に立ち会うことで、
旅の価値観そのものが変わるような体験が待っています。
🌍 初めて訪れる人へ
鏡張り・星空・サボテン島──ウユニには想像以上の広がりがあります。
焦らず、2泊3日以上の滞在で天候のチャンスを狙いましょう。
高地環境に慣れるためにも、初日は体を休めることが大切です。
服装と防水対策を万全にすれば、どんな天候でも楽しめます。
✨ 再訪する人へ
2回目のウユニは、ぜひ乾季の真っ白な塩原を。
同じ場所とは思えないほどの静けさとスケールを感じられます。
インカ・ワシ島やトゥヌパ火山など、塩湖外の探訪もおすすめ。
星空・朝焼け・サンセット──それぞれの時間帯に違う物語があります。
🧭 最後に
ウユニ塩湖は天候・時期・時間帯すべてが一期一会。
準備と心構えさえ整えておけば、きっと**「地球で最も美しい瞬間」**に出会えるはずです。
旅の前には、最新の気象情報・道路状況・ツアー運行情報を必ず確認しましょう。
💼 旅の計画サポート
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