口臭の原因に種類があるって知ってる?口臭のメカニズムに迫る!
口臭の原因はただ口の中だけの問題ではないことは知っていますか?
ニンニクやタバコなどの臭いの強いものを口にした後や舌苔や歯周病・虫歯などの口の中のトラブルが原因で発生するのは当たり前ですが、その他にも消化器系の病気や糖尿病、肝臓疾患等から口臭を引き起こすこともあると言われています。
またストレスやホルモンバランスの変化から来る口臭もあるのです。
これから、考えられる口臭の原因とそのメカニズムについて説明します。原因によって臭いの種類も違いますのでぜひチェックして口臭対策の目安にしましょう。
何が原因?口臭の原因によって臭いも違う!口臭原因の基礎知識!
口臭を改善させるためには、まずその原因を知ることが重要でしょう。口臭の原因は大きく分けて2つに分けられます。
- 生理的口臭
- 病的口臭
です。
生理的口臭とは
まず生理的口臭とは誰にでもある口臭のことで、これは自分で歯磨きやうがいなどで気をつけることで改善されるものを言います。例えば起床時は誰もが口臭が強くなりますよね。これは夜眠っている間に口の中が乾き細菌が増えることで起こるものです。同じように空腹の時や緊張している時も唾液の分泌が減って口臭が酷くなります。このような時は腐ったたまごのような硫黄臭がすると言われています。
その他に、更年期の時、妊娠している時、月経時などホルモンバランスが崩れる場合も悪臭を発生させます。
どんな時も唾液の量が減ることで口の中の殺菌や抗菌を保てなくなるので口臭を発生させますので、うがいをして口の中をスッキリさせたり水分を取るように心がけたり、キャンディーを舐めたりして気をつけるようにしましょう。
病的口臭とは
次に病的口臭ですが、虫歯や歯周病などの口の中の疾患や耳鼻科の疾患、その他身体のあらゆる部分の疾患が口臭の原因と言われています。
口だけでなく鼻や耳の炎症も、場所が繋がっていますので口の中に膿みが流れ込んで悪臭を発生させます。その他にも胃腸の不調は胃酸の酸っぱい臭いがし、糖尿病はリンゴの腐ったようなアセトン臭、肝機能が低下するとアンモニア臭、ガンなどの悪性腫瘍は腐敗臭がすると言われています。
病的口臭は口の中のケアだけでなく、その原因の病気の治療が必要になりますね。
なぜ臭くなるの?口臭の起こるメカニズムについて徹底調査!
ではこれまで挙げてきた口臭はなぜ起こるのでしょうか?
まず起床した時や緊張している時、また空腹の時は口の中が乾き口臭が起こりやすいと言われています。
唾液には口内の細菌を殺菌し洗浄してくれる作用がありますが、その唾液の分泌量が低下すると細菌やばい菌が繁殖し口の中が不衛生になるので口臭が発生してしまいます。唾液は口臭対策にはとても大切なものです。
うがいをしたり食事をしたり、唾液の分泌を促すようにして口の中の環境を整えるようにしましょう。
また口の中に舌苔(ぜったい)という汚れが溜まるとなかなか取れず、そこで細菌が増殖して口臭を引き起こしますし、歯周病や虫歯などは口の中の衛生状況が悪い場合にも細菌が繁殖して炎症を起こし悪臭が広がります。舌苔は定期的に舌も舌ブラシでキレイにすることが大切です。
歯周病や虫歯などは歯医者に行き元から治療するようにしましょう。
まとめ
その他の内臓疾患は一見口臭にはあまり関係ないように思えます。
しかし消化不良を起こしていると、胃に残ったままの食べ物が次第に発酵してしまい口臭の元になる悪臭を発生させることに繋がりますし、その他肝臓疾患でも体内の血液を回って口臭として発生する為、通常の生理的口臭よりも臭いが強烈な悪臭を発生させます。
わたしたちの身体も精神状態も全体が繋がっていますので、ただ短絡的に臭いの元である口の中ばかりを注意するのではなくその原因を見つけ治療したり対策を立てたりすることが大切ですね。
ぜひ口臭の気になる方は色々なポイントをチェックして、自分の体調や心のケアを努めるようにしましょう。
どうしても、判らない方は、口臭外来という専門もあるので試してみましょう!