生涯未婚率ってどれぐらい?女性の生涯未婚率と少子化問題の関係!
生涯未婚率とは50歳の時点での未婚の割合を算出したものです。
昨今、この生涯未婚率は上昇の一途を辿っていて2018年は男性が23.37%で女性は14.06%と算出されています。
生涯未婚率が上がるということは生涯結婚しない人が増えているということなので、子供を持たない人が必然的に増えるとなると?
女性の生涯未婚率が上がればますます少子化が進むと言っても過言ではありません。
ではこれから女性の生涯未婚率の移り変わりはどのようになっているのかをワタシは知りたいと思いました!
日本で大きく取り上げられている少子化問題は女性の生涯未婚率にどのように関係して、一体何が原因なのかも合わせて考えてみました!
少子化の問題って、本当に問題なんです!
なぜか?日本人が少なくなるもしかしたら・・・
50年後は日本という国自身がなくなっているかもしれません。本当に・・・
女性のおひとりさまってどれぐらいの割合?近年の女性の生涯未婚率はこうだった!
女性の社会進出の機会が増えて、社会的地位も向上するに従って近年の女性の生涯未婚率が上昇しています。
社会に出ると、仕事に夢中になる出世欲が高まる人間関係が面倒になる!
みんながみんな女性でも社会に向いている人と向いていない人もいるということを知っておいたほうが良い。
生涯未婚率とは45歳〜49歳の未婚率と50〜54歳の未婚率を平均し50歳の時点で未婚である人の割合を算出しています。
1950年では1.4%だった女性の生涯未婚率も、1980年には4.4%まで上昇し、2015年には14.1%まで上がっています。
おおよそ7人に1人の割合で50歳の時点で未婚という状況になり、このまま生涯独身の人が増えていく傾向にあるようです。
男性の生涯未婚率は女性よりも高く、2015年の統計は23.4%となっていておおよそ4人に1人の割合となっています。
おひとりさまの人生はその人の人生の選択のひとつですし、人の幸せは人それぞれであると言えます。
生涯独身であるから幸せではないという意見や一生独身は良くないという否定的な意見も最近は少なくなって来ました。
女性も一昔前までは、結婚して家庭に入り子供を産み育てることを優先させられて、男性のように社会に出て働き続けることが難しい時代もありました。
しかし今では未婚のまま働き続ける女性も増え、自由に趣味や仕事に没頭し楽しむ人生を選ぶ人も増えてきています。
老後の生活や病気になった時の寂しさや不便さ、孤独死などを考えると独身でいることに対する問題点もあると思いますが、未婚のままでいることは自由に生きて行けるというメリットもあり、それは将来の為の貯蓄や仕事に集中したり趣味を楽しんで交友関係を広げたりすることにも繋がりますので、生涯未婚率の減少はなかなか見込めないかもしれません。
このまま行けば、男性も女性も老後の孤独死が当たり前になってくる時代に突入するでしょう!
自由気ままに生きることも人それぞれには計り知れないものもあるかもしれません。
ただ、ワタシの知り合いの女性は、60代で生涯既婚歴なしですが、やはり、子供を持った方が良かったと感じているようです。
今までの時代は、昭和初期は大家族で高度経済成長期で核家族になり、今度は、生涯未婚人口が増え、国が滅んでいくという悲惨な目になっていくのでしょう・・・
これはもう止められないのかもしれませんね・・・
生涯未婚率が上がるとどうなる?日本の少子化問題は解決できない!?
よく考えてみましょう!
少子化の問題は色々な原因がありますが、子育てに対して経済的な負担が大きいことと仕事と子育ての両立が難しいことの2点が大きい理由だと言われています。
将来の経済的な不安を感じて仕事を優先する女性が増えれば増えるほど、生涯未婚率は上がり少子化が加速するのかもしれません。
このように生涯未婚率が上昇しているにも関わらず、未婚の男性も女性も「結婚したい」と考えている人が大半を占めていることが分かっています。
そして未だ未婚の40歳〜50歳代の男性、女性に結婚していない理由を尋ねると大半が「出会いがないから」と答え「結婚したくないから」と回答する人は2割前後だったと言われています。
つまりこの生涯未婚率が上がっている理由は「結婚したくない」という男女が増えて結婚離れが進んでいるからではなく、「結婚する相手が見つからないから」「出会いがないから」「経済的に厳しいから」という理由から結婚が遠のいているということになるのでしょう。
また親世代の婚期よりも、子供世代の婚期が晩婚化しているのは仕方の無いことだと思います。親世代の結婚適齢期が男性は28歳辺り女性は25歳辺りと考えられていた時代よりも今は大学進学者が増えていて、それだけで結婚の時期は約4年は遅れています。
今の時代にその適齢期に結婚をしようとすると女性は入社して3年目程度で、「まだ結婚には早い」とか「結婚するには若過ぎる」という感覚になりますし、会社側も「入社してまだ数年しか経ってない」という意識にもなりますのでなかなか結婚に進む雰囲気にはなりませんよね。
まだ若いうちから男女ともに結婚を視野に入れてしっかりと相手を探す努力をしなければ、結婚自体が難しくなっているのかもしれません。
生涯未婚率をこのまま上昇させていくと少子化問題はなかなか解決が難しいと思われます。
仕事と子育ての両立を支えるために、育休制度を充実させたり子育てをする家庭への給付を考えたりしてその不安を取り除く必要もあるでしょう。また結婚や出産をしやすい環境が整うことも、女性の意識を変えることができ生涯未婚率を下げて、少子化問題を少しでも解決できるきっかけになるでしょう。
女性の生涯未婚率は年々上昇しています。
未婚で子供を出産している女性も居るかもしれませんが、生涯未婚率が高くなれば必然的に少子化が進んでいくでしょう。
もちろん結婚しない人生に対しても肯定的な意見が増え、人生は人それぞれのかたちで問題ないと思います。
それでも40歳〜50歳の男女へのアンケートでは「結婚するチャンスがあればしたかった(又はしたい)」と考える人が多く見られるようです。
出会いを求めて、いろいろなサークルや趣味などでチャンスを掴みましょう!
人生において、結婚って、相性もありますが、趣味嗜好や食べ物の嗜好など生活リズムって大切ですよ!
共通するのが大事です!
結婚を希望する人は積極的に結婚を視野にいれた行動が必要になって来ると言えます!
生涯未婚率が高いのはどこ?都道府県別に見る未婚率ランキング!
生涯未婚率とは50歳になった時点で一度も結婚したことのない人の割合のこと前項で説明しました。
最近は結婚をしない人が増えていることは確かです。
女性は特に仕事や自分のやりたいことに集中するあまり、結婚するタイミングを失ってしまうのでしょう。
また結婚する人生よりも違う人生を選んでしまう程に、夢中になれるものを見つける人が最近は増えているのは否めません。
生涯未婚率の高いのは都道府県で見るとどうなのか気になりました!
気になったので、調査した結果を見てみましょう!
では、都会や田舎での生涯未婚率の違いはあるでしょうか?
これから都道府県で見る生涯未婚率のランキングを見てみましょう。
おひとりさまが増えているって聞くけど…生涯未婚率ってどれぐらいなの!?
最近は晩婚化が進み未婚の人が増えて、「おひとりさま」という言葉も流行するほどになっていますが、生涯未婚率は年々高くなっている傾向にあります。
生涯未婚率は45歳〜49歳と50歳〜54歳の未婚率の平均値から、50歳の時の未婚率を算出したものと説明しました。
ただこの生涯未婚率は生涯を通して実際未婚だった人の割合ではなく、この割合を算出することで生涯独身のままでいる人がどれ位かを示す指標として使うものです。
死別や離別などで配偶者と別れたり、法的に結婚状態にはないけれど同棲している事実婚状態だったりする人は含まれていません。
2015年の生涯未婚率は男性が23.4%で、女性は14.1%と算出されました。この2015年の値が現在に一番近い確定値と認識しています。
男性の生涯未婚率は1985年以降上昇の傾向にあって1995年からは一直線で増加していてそのまま約20年後には約30%に届きそうな勢いですが・・
一方で女性の生涯未婚率は1975年から横ばいの動きでしたが、1995年以降はずっと上昇傾向にあり2040年には18.7%に到達すると予測されています。
いずれは男性は3人に1人が、女性は4人に1人が生涯独身になるということが予想されています。
男性女性両方とも、1995年以降は上昇傾向になっているので、その年辺りから結婚への価値観の変化や経済面や趣味などに対する姿勢が変わってきているせいだと思われます。
また女性の立場や環境の変化も大きな理由となっています。
自分の住んで切るところは何位?生涯未婚率が高い都道府県ランキング!
では生涯未婚率の高い都道府県はどこなのでしょうか?
男性、女性で違いがありますので男女別にランキング形式で見てみましょう!
男性の場合(全国:23.37%)
- 1位:沖縄県 26.20%
- 2位:岩手県 26.16%
- 3位:東京都 26.06%
- 4位:新潟県 25.15%
- 5位:秋田県 25.10%
女性の場合(全国 14.06%)
- 1位:東京都 19.20%
- 2位:北海道 17.22%
- 3位:大阪府 16.50%
- 4位:高知県 16.48%
- 5位:沖縄県 16.36%
都道府県別に見ると以上のようになっています。
生涯未婚率の高い都道府県の役所の担当者によると、その生涯未婚率の高さには様々な理由があると言います。
男女ともに「理想の相手に出会えない」「適当な相手が見つからない」という理由が一番多く、次には「結婚の必要性を感じない」「独身の自由さや気楽さを失いたくない」という理由が挙っているようです。
男女ともに上位にある東京都では女性の社会進出が増え、仕事を続ける機会があるからという理由もある感じです。
また全国的に生涯未婚率の割合が高くなって来ている理由は、経済的な理由で結婚できない人が増えているからだとも考えられないでしょうか?
女性は結婚をして出産を考えた時、一定期間結婚相手に経済的な面で頼らなければなりません。
女性の言う「理想の相手」や「適当な相手」は経済面で安定している男性のことを言っていて、その希望年収も自分の年収の倍を希望している人が多いのが現状です。
なにか現実過ぎて、年収のいい人達しか目に入っていないのが状況!
経済的に裕福でないと理想の結婚ができないと思っている、拝金主義的な女性が多いみたいですね!
なかなかそのような男性に巡り会うことが難しく、また希望に見合った男性は45歳以上で離婚死別経験者に多いということも、なかなか出会えない理由のひとつでしょう。
女性はお金にシビアなんですね。
そしてどの都道府県においても、独身であることや子供を持たないことに対して偏見が少なく肯定的な意見が増えてきていることも生涯未婚率が上昇する理由だと言えます。
最近では日本も女性の方が強い傾向にあるような感じです。
現代の日本では特に、最近では終身雇用もなくなりつつあるのでそれも原因と思えます。
一昔前でしたら結婚して始めて一人前の人間だと認められるという意味もあり、結婚に対するメリットがありました。
今では男性も女性も独身者に対する偏見もなくなり、結婚をしなくても趣味や仕事、友人関係等で十分に楽しめる状況になって来ているのだと思います。
また、教育による自由度が高まりすぎて、今季を逃がす女性も多く、男性は終身雇用しようと思う人も少なくなったので特に経済的理由が多いと感じます。
まとめ:未婚率上昇が引き起こす社会問題
未婚率上昇は、様々な社会問題を引き起こす可能性があります。
1. 人口減少
- 出生率低下
- 労働力不足
- 社会保障制度の維持困難
- 経済停滞
2. 高齢化社会の加速
- 介護・医療の負担増加
- 社会の活力の低下
- 税収減
3. 家族形態の変化
- 核家族化
- 晩婚化
- 非婚化
- 多様化する家族形態
4. その他
- 一人暮らしの高齢者増加
- 地域のコミュニティ崩壊
- 文化の継承困難
未婚率上昇は、日本の将来に大きな影響を与える可能性があります。
政府は、結婚や子育てをしやすい環境づくりを進め、人口減少対策を講じる必要があります。